構造材は受入検査+JIS規格証明書確認。仕上げ材は仕上げサンプル承認、現場混合材料は配合報告書必須。

家の品質は、図面よりも先に「現場に届く材料」で決まります。構造材は受入検査と JIS/JAS 規格証明書の確認、仕上げ材はサンプル承認、現場混合材料は配合報告書が必須。隠れてしまう前に止めて検査し、写真と記録で証跡を残す――それが当社の徹底するルールです。

1. なぜ「材料検査」が品質を決めるのか

どれほど良い施工をしても、材料そのものが規格外なら品質は出ません。鉄筋の径が一段細い、コンクリートの強度が不足、含水率の高い木材――納品の段階で見抜けば手戻りはゼロ。検査は"疑う"ためではなく"証明する"ために行います。

2. 主要材料の検収項目

3. 受入検査の流れ

① 納品伝票と発注書の数量・規格を照合
② 外観検査変形・錆・割れ・濡れの有無を確認
③ 証明書確認ミルシート・配合計画書・JIS/JAS
④ 記録・保管写真撤影と適切な保管(雨養生・地切り)

4. 隠蔽前確認の絶対ルール

3つの工程は"埋まる前に必ず止めて検査"します。

5. 工事写真の意義

各隠蔽工程で最低 10 枚以上。「あとから疑念が生じても、写真が真実を語る」。配筋なら定規付きで間隔と被り厚を記録、防水なら端部のジョイント詳細を必ず撮ります。

6. 検査の判定基準

合格規格・許容差の範囲内/そのまま続行
軽微(補修)機能・耐久に影響なし/補修して記録
重大(手戻り)強度・防水・構造に関わる/やり直し

7. 不合格時の対応

配筋ピッチがずれていた、コンクリート強度試験で値が不足、防水層に欠損。軽微なら補修、重大なら手戻り(やり直し)。判断軸は常に「将来 30 年の影響」です。

8. 第三者検査の活用

構造・防水・断熱は、監理建築士に加えて第三者機関の検査を入れると安心です。費用は構造で +20〜40 万円程度ですが、独立した目が入ることの保険効果は絶大です。

9. 書類管理とトレーサビリティ

ミルシート、配合計画書、検査記録、写真。「どのロットの材料が、どこに使われたか」を後から辿れる状態にしておくことが、トラブル時の最大の武器。引き渡し時には施工写真集としてオーナーへお渡しします。

隠蔽工事は完工後に見えません。「写真と検査記録こそが家の真実」と考え、書類管理を徹底します。

出典・参考